ディアウォールの設置方法

①2×4(ツーバイフォー)材を用意する

取り付ける場所の天井の高さから、38mm(詳しくは【参考】※1参照)短くカットした2×4(ツーバイフォー)材を、ホームセンターなどで用意します。

カットは自分でやってもOKですし、ホームセンターで1カット30円~50円程度でやってくれるところもあるので、相談しても良いですね。

 

※2×4(ツーバイフォー)材

アメリカの2×4工法に使われる木材の一つで、断面のサイズがおよそ2インチ×4インチであることからこう呼ばれます(断面寸法約38mm×89mm)。

比較的安価で、ホームセンターなどでも手に入れやすいことから、DIYの材料として重宝されています。

②天井側、床側にそれぞれディアウォールをかぶせ、設置する

  1. 上パッド(スプリングが内臓してある方)をツーバイ材の天井側に、下パッドを床側にかぶせます。
  2. 上側を天井の隅に押し付け、内臓のスプリングを縮めながら下側を床の隅まで移動します。
  3. 柱を垂直に立て、手を離せば完成です。
ディアウォールの設置イメージ

【参考】※1 ツーバイ材の長さとディアウォールの詳細寸法

床から天井まで突っ張る場合、パッケージの説明では、使用するツーバイフォー材の長さは、

 

天井の高さ -45mm

 

と書いてあります。しかし、色々調べたところ、「45mmでは短くて、しっかり突っ張れない」「スペーサーを挟んでもちょっとゆるい」という声も多く、筆者が最初に設置してみた際も、-45mmだと確かに短く感じました。それでは、何mmが一番良いのでしょうか。

 

結論から言いますと、

 

天井の高さ -38mm

 

がちょうど良いと思います。詳しくは、下の図面と解説をご覧ください。

ディアウォールの詳細図

ディアウォールは上パッドにのみスプリングが内臓されており、下パッドにはありませんので、それぞれ厚みが違います。

まず、図面から各パッドの厚みを調べてみます。

 

上パッドのスプリングを最後まで押し込んだ場合の厚みが約21mmで、下パッドの厚みは約14mmでした。

つまり、ツーバイフォー材の長さは、天井の高さ-35mmだと計算上ぴったりですが、実際は取付する際の余裕も見ておかなければなりません。

 

付属のスペーサーは厚さ2mmのものが2枚入っていますので、4mmはあとで調整可能なことを考えると、使用するツーバイフォー材の長さは、天井の高さ-38mmで切っておくと良いです。

この数値は、筆者が-45mm、-40mm、‐38mmで切断し、試行錯誤した結果に基づいています。

 

ただし、-38mmですと最初からスペーサーを必要としないくらいぴったりな寸法ですので、初めての方には、余裕が無さ過ぎて設置が難しく感じるかもしれません。

その場合は、-40mmで切っておくと良いと思います。

 

是非参考にしてくださいね。